今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                         詩篇 7

「主は諸国の民をさばかれる。主よ。私の義と、私にある誠実とに従って、私を弁護してください。」
                       (詩篇 7:8)

表題から、ダビデがひとからひどい仕打ちを受けて苦しんだときのことを歌った詩篇であることがわかります。ダビデは、苦しみに遭ったとき、主に身を避けました。「私の神、主よ。私はあなたのもとに身を避けました。」と歌っていますが、苦しみのとき、身を避ける避け所を持っている人は幸せです。それが神であるとき、なおさらです。まして、その神を自分の主と告白できるほどの親しい関係にあること以上の幸いはありません。私たちの救い主、また主であるイエスさまは、私たちがそう告白できる親しい交わりに私たちを招きいれてくださっているのです。なんと言って感謝ししても足りない恵みです。この詩人は、苦しみの中で、主に救いを求めました。そして、“自分は不正を行っていない、誠実に歩んでいる”と自分の潔白を主張し、そういう自分にたいして悪をたくらむ者たちへの正義のさばきを求めます。神の正義こそ世界平和の根拠です。神が正義をもって世界を治めておられるという確信が失われるとき、世界は乱れます。詩人は、救いを求めて祈っているうちに、主は正義をもって世界をさばかれることを確信するように導かれ、正義の主をほめたたえました。“神は心の直ぐな人を救い、悪人を打たれる”と告白し、栄えているように見える悪人も、自ら穴を掘って、そこに落ち込むようにして滅びることを悟り、「その義にふさわしく、主を私はほめたたえよう。」と主を賛美しました。私も、この詩人の賛美に合わせて、主を賛美します。

      唄野隆



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