聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 3 「私は声をあげて、主に呼ばわる、すると、聖なる山から私に答えてくださる。」 (詩篇 3:4) この詩篇は、ダビデがアブシャロムの反乱の手を逃れてエルサレムから逃げ出したときのことを覚えて歌った詩篇です。2サムエル記10〜18章に示されているように、アブシャロムは兄アムノンが妹タマルを犯したのにダビデが彼を罰しなかったことを赦せず、ダビデに背き、自分が王となろうとしました。それは、ダビデがウリヤの妻バテシェバと姦淫の罪を犯し、ウリヤを激戦地に送り出して死なせ、バテシェバを妻とした罪の尾を引く出来事でした。ダビデは、罪を告白し、主から赦しを得ましたが(2サムエル12:13)、ダビデを赦さなかった人々もいました。そういう人々が多くアブシャロムになびき、ダビデはエルサレムから逃げ出さなければなりませんでした。ダビデの敵は多く、彼等は、ダビデに神の救いはない、と言いました。そういう中で、ダビデは、“主は私を取り囲む盾、私の栄光、そして私のかしらを高く上げてくださる方だ”と宣言し、「私は声を上げて、主に呼ばわる。すると、聖なる山から私に答えてくださる。」と告白し、私は主に身を避け安らかに眠り、目覚めると、「救いは主にあります。あなたの祝福があなたの民の上にありますように。」と祈りました。反発を覚えるほどの厚かましい信仰です。真面目さを求める人はこうは大胆に信じられないものです。しかし、これが信仰なのです。自分がどんなに罪深くても主は救ってくださるのです。悔い改め、厚かましいほどの大胆さで主を信じて歩もう、と心を奮い立たせました。 唄野隆 |