聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 詩篇 2 「幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は。」 (詩篇 2:12) 詩人は、「なぜ国々は騒ぎたち、国民はむなしくつぶやくのか。」と問いかけ、王たちは「さあ、彼ら(神と御子)のかせを打ち砕き、彼らの綱を解き捨てよう。」と叫ぶ、と歌います。彼らは、自分が主となり自分の思い通りに支配したいと思い、そうできない現実に直面すると騒ぎ立つのです。私たちは、不安と動揺に満ち不平とつぶやきに溢れた世界に住んでいます。デモや騒動、テロが横行し、人々の口の端からは不満と呟きが吐き出されています。それは、自分の思うように生きたい、自分が主でありたいと思うのに、自分の思うようにならない現実を見るからです。しかし、幸せな人生は、神を恐れ、神に従うところで生まれます。神の愛を知り、その神が私たちのために最善の道を備えていてくださっていると知るからです。力で押さえつけられると感じているところでは本当の従順は生まれません。愛してくださる御方にこそその権威を認め喜んで従うことができるのです。御父は御子イエス・キリストを私たちの主として世に遣わしてくださいました。イエスさまは、御父が「あなたはわたしの子、きょう、わたしがあなたを生んだ。・・・わたしは国々をあなたへのゆずりとして与える。」と語られたみことばを聞きつづけ、御父の愛のうちを歩み、その愛をもって私たちを愛してくださっているのです。ですから、私たちは、恐れつつイエスさまに仕え、おののきつつ喜び、主に口つけする親しい交わりの中を生きるのです。そのような歩みをする人こそ、「幸いなことよ。すべて主に身を避ける人は。」と言われる人です。 唄野隆 |