堺大浜キリスト教会聖書一日一章
ヨブ記 42章
「私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。」
(ヨブ記 42:5)
ヨブは、主がご自身お語りくださったみことばを聞いて悔い改めました。「あなたには、すべてができること、あなたは、どんな計画も成し遂げられることを、私は知りました。」ヨブは自分の情況を見て主のなさり方に疑問をぶつけたのですが、主が世界を支配しておられることを主ご自身から示され、自分が正しいと思うやり方を主に押しつける罪を悟って悔い改めたのです。そして「私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。」と告白しました。ヨブ記の初めの個所には、彼は神の前に正しく歩み、神に喜ばれていると記されていました(1:8)。しかしここでは主を目の前にしていることを告白しています。主と親しい関係で歩んでいるのです。主と顔と顔を合わせて向かい合い、自分を主張することをやめ、主のみ前にひれ伏す悔い改めが主と共に歩む人生、主と主の御業の不思議を知りつづける歩みへの入り口でした。主と主の御支配の神秘を知り尽くしたわけではありませんが、主御自身を知り続ける歩みに導かれたのです。彼は主に「私はあなたにお尋ねします。私にお示しください。」と祈りました。私たちも、イエスさまにおいて、こういう人生に招かれているのです。何という幸いでしょうか。ヨブの悔い改めはまた友人たちとの和解と生活の回復をもたらしました。それも2倍の祝福でした。「悔い改め、主と出会い、主を目の前にして歩む幸いを私も歩みたい。主よ。お導きください。」と祈りました。
唄野隆
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