聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ヨブ記 40章

「あなたはわたしのさばきを無効にするつもりか。自分を義とするために、わたしを罪に定めるのか。」
                     (ヨブ記 40:8)

主は、ヨブにご自身、直接、語りかけられました。ヨブをへりくだらせ、主のなさることがわかってもわからなくても主を信頼し、へりくだって主を求める歩みに導き、そこで主のご支配の素晴らしさを悟らせたかったのではないでしょうか。大事なのは、主を信頼し、へりくだって主を求めることです。ですから、神は正しい者を苦しめ悪者を栄えさせると言って神のご支配を非難し、正しい自分を苦しめるのは不当だと神と言い争おうとするヨブに、「非難する者が全能者と争おうとするのか。神を責める者はそれを言い立ててみよ。」と挑みかかるかのように問いかけられたのです。ヨブは「ああ、私はつまらない者です。あなたに何と口答えできましょう。・・・もう口答えしません。」と言いました。しかし、これは恐縮ではあっても悔い改めにはなっていない、と主は見られたようです。主はさらに問いかけられました。「わたしはあなたに尋ねる。・・・あなたはわたしのさばきを無効にするつもりか。自分を義とするために、わたしを罪に定めるのか。」そして、“お前には神のような腕があるのか、お前は高慢な者を抑え、悪者どもを踏みにじることができるか、できたら、お前は自分自身を救うことができるとほめてやろう”と畳みかけられました。主の恵みを受けるには、主の前にへりくだり主を信じぬく姿勢を整えることが必要です。ですから、主はなおもヨブを問い詰めていかれたのです。私は、そこに、ヨブへの憎しみではなく深い愛を感じました。

      唄野隆



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