聖書一日一章メッセージ集
聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ヨブ記 ３９章 「あなたは岩間の野やぎが子を産む時を知っているか。雌鹿が子を産むのを見守ったことがあるか。」 （ヨブ記 ３９：１） 主がヨブに語りかけられたのは、自分の考えに従って世界はこうあるべきだと神に指図を与える高慢を打ち砕き、今はわからなくても神さまを信頼して神のご支配に従い、そのうえで神さまのみこころをたずね求める謙虚な求めの歩みに導くためだったのではないでしょうか。前の３８章では、“神は海と地、朝と夜、光とやみ、風と雨、天体も、それらすべてを支配しておられるが、お前はその神秘をすべてわかっているか”と問いかけられました。ここ３９章では、続けて、“野やぎとか野牛、だちょうや馬、たかやわしなどの動物についても、お前はわかっているのか”と聞かれました。そして、“人の目には、なんとも愚かだと思えることも多くある、たとえば、だちょうは卵を生んでも放りっぱなしで踏み潰されても平気だ、とびやたかは高くまで舞い上がるが死体のあるところに集まる、お前の思うようなあり方ではないかもしれない、しかしすべてのものは神がお造りになったもので、神はそれらすべてを大事にしておられるのだ、お前は岩間の野やぎが子を産む時を知らず雌鹿が子を産むのを気にも留めないだろうが、神はちゃんとそれを見守っておられるのだ”と語られました。神は私たちの理解をはるかに超えた御方です。神を信頼し、恐れをもって神のご支配の神秘をたずね求めることが大切だ、そのとき、神の偉大さ､愛の深さを悟り、賛美と信頼とを育てられ、主を愛するようになるのだ、と示されます。そういう意味で、真の信仰は学問の基礎となるのです。 唄野隆 |
