聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ヨブ記 33章

「もし、彼のそばに、ひとりの御使い、すなわち千人にひとりの代言者がおり、それが人に代わってその正しさを告げてくれるなら、・・・。」
                    (ヨブ記 33:23)

エリフは、ヨブの3人の友人たちが古くからの知恵を持つ者として一段高いところから教え諭すような態度でヨブに語ったのとは違って、「実に、神にとって、私はあなたと同様だ。私もまた粘土で造られた。」と、ヨブと同じ立場にたって彼に語りかけました。苦しんでいる人に話すのにふさわしい姿勢でした。彼ははっきりとヨブの間違いを指摘しました。“ヨブは自分の潔白を主張し、それなのに神は自分を苦しめる、不当だ、と神を非難する、それは間違いだ、神は創造主であってみこころのままに支配される、被造物である人はそれを受け入れるだけなのだ”と言ったのです。しかし、つづけて、“そのわけを神は語ってくださっていないわけではない、ただ人がこう語ってほしいという話し方で語ってくださるとはかぎらない、神はいろいろな方法で語ってくださっているのだ、それは人を恐れさせて災いを避けさせ、正しい道に導くためなのだ”と語りました。“人はわけがわからないと神に文句を言うのではなく、神のみこころをわからせていただくように、黙って、まだ理解できていない神の語りかけを聞くことが大切だ”と言うのです。さらに、彼は、素晴らしいことを語りました。「もし、彼のそばに、ひとりの御使い、すなわち千人にひとりの代言者がおり、それが人に代わってその正しさを告げてくれるなら、・・・。」そうだ、それがイエスさまなのだ、と主が語ってくださるのを覚えました。このことばを聞いて、心から感謝し、主を仰ぎ見ました。

     唄野隆



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