今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ヨブ記 19章

「私は知っている。私を贖う方は生きておられ、後の日に、ちりの上に立たれることを。」
                    (ヨブ記 19:25)

ヨブは、苦しみを吐露すればするほど、友の非難と攻撃に遭い、やりきれなくなり、“あなたたちが友人なら私を憐れめ”と訴えました。彼は、“自分は神の前に完全な人間ではない、罪がある、しかし、自覚した罪は隠しもっておらず、みな神に告白している(4節)、罪にたいしてさばきがあることはわかるが、こんな大きな災いを受けなければならない罪をそのままにしておいた覚えはない、何故こんな苦しみを受けなければならないのか分からない”と訴えます。そして、“この災いは神からきている、神が私を攻め立てておられるのだと感じている”と告白します。“神が私の道をふさがれたので、私は進むことができない、神は私の栄光をはぎ取り、私の望みを奪い、私をご自身の敵とされた、神は私の兄弟たちを遠ざけ、知人たちは去って行った、親族は近づかず、友人たちも私を忘れた、しもべやはしためたちにも無視される、親しい仲間も私を忌み嫌い、私の愛した人も私に背いた、私の骨は皮と肉にくっついてしまった”と苦しみを訴え、友の哀れみを求めました。人間的には全くの絶望状態です。その悩みの深淵からヨブは主を見上げました。そのとき天からのひらめきがありました。彼は叫びました。「私は知っている。私を贖う方は生きておられ、後の日に、ちりの上に立たれることを。」彼は、その御方を自分の目で見るという信仰を告白しました。私たちにはこの信仰が復活のイエス・キリストによって成就したことを知らされています。感謝です。

       唄野隆



top