聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ヨブ記 17章 「どうか、私を保証する者をあなたのそばに置いてください。」 (ヨブ記 17:3) 友に嘲られ神に責められると感じたヨブは、主を見上げたとき、自分を保証してくれる方を神の前に見たように思いました。しかし、また自分を見、自分の周りに目を向けたとき、再び絶望状態に引き戻されました。自分はもう墓場を見るだけ、周りにいるのは嘲る者ばかり、という思いになりました。その中から、神に向かって、「どうか、私を保証する者をあなたのそばに置いてください。」と祈りましたが、神の答えを見ようと周りを見回すと、やはり自分を責める者ばかり、神が彼等の心を閉ざして悟ることのないようにされた、としか考えられませんでした。“自分の利益のために告げ口をする者がいる、自分には罪がないと思っているから神を敬わないと思う者に向かって憤る、自分を義しいと思っているからその攻撃の力を増し加えるばかりだ、しかし、彼等は本当のことがわかっていない知恵のない者だ、そういう人に囲まれている、自分が生き生きと過ごした日は過ぎ去った、自分が心に抱いていた望はすべて崩れさった、もう死を待つばかりだ、もう全く望みがなくなった”と嘆きました。神を見上げたときは、「どうか、私を保証する者をあなたのそばに置いてください。」と祈ることができたのですが、自分を見、周りを見回すと、絶望しかありませんでした。しかし、実は、主は私たちのために、私たちを弁護し保証してくださる方を備えていてくださっているのです。ヨハネは言いました。「私たちには、神の御前で弁護してくださる方があります。それは、義なるキリストです。」(1ヨハネ2:1) 感謝です。 唄野隆 |