聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      ヨブ記 14章

「木には望みがある。たとい切られても、また芽を出し、その若枝は絶えることがない。」
                     (ヨブ記 14:7)

ヨブは神に向かって、“私は影のようにはかないものであるのに、こんな私を神のさばきの座に連れ出されるのですか”と嘆き、“私は神の前には罪人であることは知っていますが、具体的にどんな罪を犯したのかわかりません、その罪を示してください、若いときの罪を蒸し返して責めたてられるのですか”と訴えました(3:24〜26)。そして、“神の攻撃を受け止めてそれにお応えするほど、私は強くありません、私のいのちは限られています、こんな弱い者と神は対等に争われるですか”と訴え続けているうちに、“人は死ねば終わりだが、「木には望みがある。たとい切られても、また芽を出し、その若枝は絶えることがない。」”ということばが出てきました。主が気づかせてくださった、驚くべき「気づき」でした。しかし、彼の思いはすぐまた沈み込んで、「しかし、人間は死ぬと、倒れたきりだ。」というところに戻ってしまいました。でも一度、主によって注ぎ込まれた新しい思いはまた頭をもたげてきました。「人が死ぬと、生き返るでしょうか。私の苦役の日の限り、私の代わりの者が来るまで待ちましょう。あなたが呼んでくだされば、私は答えます。あなたはご自分の手で造られたものを慕っておられるでしょう。」と祈りました。復活の希望が湧きあがってきたのです。この望みは19章でより明らかになります(19:25)。そして、イエスさまの復活で現実のものとなりました。その希望が今、私たちに与えられているのです。感謝です。

      唄野隆



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