今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                    ネヘミヤ記 11章

「すると民は、自分から進んでエルサレムに住もうとする人々をみな、祝福した。」
                    (ネヘミヤ記 11:2)

 この当時エルサレムは住民が少なく家もまばらでした(7:4)。しかし、そこは主の宮があり、主に礼拝をささげるところでした。主の民の共同体の核となるべきところでした。ですから、民のつかさたちはエルサレムに住み、民の中から十人に一人の割で、くじで、エルサレムに住む人を決めました。エルサレムは敵の攻撃の的となるところで、危険だったのですが、イスラエル共同体を確立するためには、エルサレムを強い町にしなければならなかったのです。エルサレムに住むことには命を危険にさらす覚悟が必要でした。そういう状態で、自ら進んでエルサレムに住もうとした人々がいました。主の民を建て上げるために犠牲を払ってエルサレムに住もうとしたのです。民はその人たちを祝福しました。主もお喜びになられたに違いありません。主の民の共同体はこのような人たちによって建てられるのです。今日でもこのことに変わりはありません。お前は主の共同体を建て上げるために犠牲を払う覚悟はあるか、と問われたように思います。エルサレムに住んだ人たちの名は、きちんと記録されました。エルサレムに住んだのは、祭司、レビ人、ユダ族、ベニヤミン族でしたが、彼らの名が記録され、民のかしらたち、祭司、レビ人のリーダーたちの名がそれぞれ記録されました。主もまた主のために身をささげて生きようとする人々の名を覚えてくださったに違いありません。主は、主とともに生きることを願う私たちをも一人一人覚えていてくださいます。

                      唄野隆



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