今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ネヘミヤ記 10章 「こうして私たちは、私たちの神の宮をなおざりにしないのである。」 (ネヘミヤ記 10:39) エルサレムの城壁が完成して、聖会を催し、律法を聞き、信仰と罪との告白をしたイスラエルの民は、主の民となる盟約を結びました。その盟約に加わった者たちの名前のリストが記録されています。総督ネヘミヤを筆頭にイスラエルの指導者たち、ヨシュアに続く祭司やレビ人のかしらたち、そして民のかしらたちの名前が列挙されています。その他、分別のつくイスラエル人はすべて、親類のリーダー格の人を通じてこの盟約に加わりました。全員がこの盟約に加わったと理解してもよさそうです。盟約の内容は、“主のすべての命令を守る、汚れをもたらす恐れのある外国人との結婚関係を避ける、安息日を守り安息年を守る、主の宮の礼拝のためにささげものをする、いけにえのための薪をささげる、初穂をささげる、十分の一をささげて祭司やレビ人を支える”ということでした。それは、主を大事にし、主への礼拝を重んじ、イスラエルが主の聖なる民となる歩みをするという誓いでした。そして、そうしない者は呪われるということを認める誓約でした。主はこのような誠実な姿勢を示したイスラエルをご覧になって喜ばれたに違いないと思います。しかし、この盟約も総督ネヘミヤの信仰に導かれた上からの革新だったようですし、何度も「決めた」という言葉が繰り返されているように、自分たちの決心に頼るものでした。このような宗教改革は美しくはあっても長く続きません。すぐまた元に戻ってしまいます。真の革新は聖霊による生まれ変わりしかありません。「主よ。御霊によって造り変えてください。」と祈りました。 唄野隆 |