聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     ネヘミヤ記 9章

「あなたは誠実をもって行われたのに、私たちは悪を行ったのです。」
                    (ネヘミヤ記 9:33)

きよめの集会を終えた後、イスラエル人は、荒布を着け、土をかぶって集まり、罪を告白して、主の民として歩むという契約を結びました。彼らは汚れを引き込む外国人との縁を断ち、きよい主の民として歩む決断をした人たちでした。彼らは、集まり、一日の4分の1は主の律法の朗読を聞き、4分の1は告白と礼拝にささげました。みことばを聴き、罪を告白し、主を賛美して礼拝することは、信仰の歩みの基本です。彼らは、主が天地の造り主であり、世界を保持し導いておられる主であることを告白して賛美し、イスラエルを選び出し、大いなる力をもって救い、恵みをもって彼らを育ててくださった、と告白しました。“しかし、イスラエルは主に背き、偶像を拝み、自分勝手に歩み、さばきを受け、敵の手に渡されました、それなのに、イスラエルが主に叫び求めたとき、主は彼らを救ってくださいました、それでも彼らは主に立ち返りませんでした、そのため今、彼等の子孫である私たちは奴隷になっています”と続けました。彼らは、今の苦境は先祖の罪によることで私たちの責任ではない、という姿勢ではなく、「私たちに降りかかって来たすべての事において、あなたは正しかったのです。あなたは誠実をもって行われたのに、私たちは悪を行ったのです。」と告白しました。すべてのことにおいて神の正しさを認め、自分の罪を認め、告白する、先祖の罪も自分の罪として受け止める共同体意識をもって告白する、ここに群れとして救われる真の救いがあるのです。お前たちの告白はどうか、と問われているのを覚えます。

                      唄野隆



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