聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     ネヘミヤ記 8章

「こうして、民はみな、・・・大いに喜んだ。これは、彼らが教えられたことを理解したからである。」
                    (ネヘミヤ記 8:12)

 城壁は52日という短期間で完成しました。その翌月、民は皆、水の門の前の広場に集まり、主を礼拝しました。そして、律法の書の朗読を聞きました。祭司エズらが朗読し、祭司、レビ人たちが説き明かしました。そのとき、彼らは、イスラエルの罪を知り、泣きました。しかし、その日は、ラッパを吹き鳴らし、安息を喜び、仮庵に住んで荒野の生活を思い返し、主の贖いを感謝し、互いに喜び合う祭りの日の初日でした(レビ記23章)。ですから、ネヘミヤもエズラも、彼らに喜ぶことを勧めました。一人でなく、すべての人とともに喜ぶように励ましました。そのように主を喜ぶとき、彼らは生きる力、主のために働く力に満たされるのです。10節の原文は「主の喜びはあなたがたの力」です。主を喜ぶところに力が湧き出ますし、それを主は喜ばれるのです。彼らは、律法の書の朗読を聞いたとき、はじめは自分たちの罪を知って悲しみましたが、エズラやレビ人たちから、神のことばの詳しい説き明かしを学び、神さまの真意を理解したとき、喜びに満たされ、互に喜び合いました。私たちも聖書を読むとき、罪の自覚を持ち悲しみ嘆きますが、福音の真の意味を理解するとき、喜びに満たされます。このときエルサレムに集まった人たちは、律法により、ラッパの祭りのときは仮庵を作り荒野の生活を思い返して主の救いを感謝するのだを知り、すぐに仮庵を作りました。みことばを聞いたときすぐそれに従ったのです。私たちもそうありたいものです。

                      唄野隆



Copyrihgt© 2004-2014 Sakai Ohama Christ Church All rights reserved.