聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     ネヘミヤ記 6章

「これらのことはみな、・・・私たちをおどすためであった。ああ、今、私を力づけてください。」
                     (ネヘミヤ記 6:9)

 ネヘミヤが統率するエルサレム城壁再建工事ははかどり、もう破れ口が残されていないというところまできました。外からの武力による攻撃に対する備えはほぼ整いました。サヌバラテ、トビヤ、ゲシェムなどユダヤ人の敵は、ネヘミヤさえ除いてしまえば工事は止まる、と考え、ネヘミヤを自分たちの勢力下にある村に呼び出して彼を暗殺しようと考えたようです。ネヘミヤは彼らの意図を見抜いて、誘いを拒絶しました。すると彼らは、ネヘミヤがペルシャ王に反逆し、独立国を建てようとしているという噂を立てさせようとしました。そのとき、ネヘミヤは、自分にそんな考えは少しもないことを彼らに伝え、主に向かって、“これらのことはみな、私たちの気力を失わせるためのおどしです、主よ、今、私を力づけてください”と祈りました。サヌバラテたちに買収されたシェマヤが、ネヘミヤを暗殺者たちから守るためだと言って宮の本堂に隠れるように勧め、彼が主の宮を汚したという噂を流そうとしたときも、その誘いを断り、主に向かって祈りました。ネヘミヤはいのちをかけてエルサレムの城壁を再建し、ユダヤ人たちの主の民としての回復のために働いたのです。その歩みは、いつも主を前にし、主に祈りながらの歩みでした。主も彼を喜ばれたことでしょう。こうして、城壁再建は52日という短期間で完成しました。それが主の恵みの下での事業であったことは、周りの諸国民にも明らかになりま」した。私たちもネヘミヤのような歩みをしたいものです。 
                      唄野隆



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