堺大浜キリスト教会聖書一日一章
2歴代誌 20章
「この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたともにいる主の救いを見よ。」
(2歴代誌 20:17)
ヨシャパテがユダの民を信仰に立たせ、国を固めた後、モアブ人、アモン人、エドム人の連合軍がユダに攻め上ってきました。ユダには迎え撃つ力がありませんでした。そのとき、ユダの人々は主の助けを求め、ヨシャパテは主に祈りました。どんな大軍でも、主はそれに勝る御方であると告白し、アブラハムの子孫にこの地を賜ったのは主です、そしてイスラエルの先祖はモアブ人、アモン人、エドム人の地を侵さなかったのに、彼らは今ユダをこの地から追い払おうとしていますと訴え、この宮に向かって祈ったことは聞いてくださるというソロモンのことばに基いて主の救いを祈り求めました。そのとき、主は、ヤハジエルを通して、ヨシャパテとユダの人々に、恐れるな、この戦いはお前たちの戦いではない、主の戦いだ、お前たちはしっかり立って動かず、主の救いを見よ、と語りました。ヨシャパテは、主に礼拝をささげ、主の御告げに従って出陣しました。聖歌隊が先頭に立つという風変わりな出陣でした。その聖歌隊が賛美をささげると、そのとき、突如、敵陣の背後から伏兵が敵に襲いかかり、敵は同士討ちを始め、ユダは戦わず、散乱した分捕り物を集めて凱旋しました。正に彼らは立っていただけ、主が戦われたのです。主は、主を信頼してしっかり立つ者とともにいて、勝利を得させてくださいます。しかしこのヨシャパテでさえ失敗を重ねることがありました。しっかり立とうとがんばるよりも、悔い改め信じなおす素直さが大切だ、と示されます。
唄野隆
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