聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     ネヘミヤ記 4章

「彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、自分たちの兄弟、息子、娘、妻、また家のために戦いなさい。」
                    (ネヘミヤ記 4:14)

 ネヘミヤに励まされて、捕囚からの帰還民がエルサレムの城壁を築き始めたのを見たサヌバラテは、彼等を嘲りました。トビヤも同調しました。サヌバラテはユダの隣のサマリヤの総督で、エルサレムが城壁を築いて自立すると、それまで自分たちが支配力を振るっていた帰還民のユダヤ人たちを自由にできなくなるからでしょう。彼はまず嘲りの言葉で威嚇し、ついでエルサレム内部にゲリラ部隊をもぐりこませ、内部混乱を起こさせようと策略を巡らしました。彼の策略に乗せられたユダヤ人たちも出ました。ある者たちは、自分たちの気力は衰えているのに仕事は山ほどあると呟き、ある者たちはエルサレムで働いている家族や仲間たちに仕事をやめて帰ってくるように呼びかけました。この敵の攻撃にたいして、ネヘミヤは、まず主に祈り、それから「大いなる恐るべき主を覚え、自分たちの兄弟、息子、娘、妻、また家のために戦いなさい。」、また「私たちの神が私たちのために戦ってくださるのだ。」と語って、彼らが信仰に立って力強く働くように励ましました。具体的にも、工事現場に見張りをおき、工事をする者たちに武器を持たせ、半分は工事に従事し、半分は戦いに備えるようにさせ、民全体の連絡を密にし、さらに、工事従事者たちに工事現場で寝泊りさせました。彼自身も着たきりで武装したまま仕事場につめきりました。私たちの戦いはサヌバラテ以上の狡猾さと力を備えたサタンとの戦いです。ネヘミヤに習って、戦いに備えたいと思います。

                      唄野隆



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