聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 ネヘミヤ記 1章 「私はこのことばを聞いたとき、すわって泣き、数日の間、喪に服し、断食して天の神の前に祈って、言った。」 (ネヘミヤ記 1:4、5) ネヘミヤ書は、ネヘミヤがペルシャのアルタシャスタ王によってユダの総督に任ぜられイスラエル帰還民の指導に当たったことの記録です。1章には、ネヘミヤが、帰還民の受けている苦難と辱め、そしてエルサレムの荒廃を聞き、泣き悲しんで主にその救いを祈ったことが記されています。ネヘミヤはペルシャに残ったユダヤ人でしたが、王に重んじられ、ペルシャの王宮のあったシュシャンの城で献酌官として王に仕えていました。ところが彼の親戚のハナニという人が、先にユダに帰還していましたが、何か事情があって、ネヘミヤのところにやって来ました。ネヘミヤはハナニから帰還民たちが非常な困難を経験しそしりを受けていることを聞きました。彼は、泣き悲しみ、断食して、主に祈りました。主の偉大さと契約にたいする忠実さに訴え、イスラエルの苦難が彼らの罪によることを認め、その罪を自分の罪として告白し、その罪にも関わらず、主は、悔い改めて主に立ち返るなら彼らを回復し主が住まわれる地に彼らを連れてくると約束されたではないですかと訴え、彼らはあなたが贖われたあなたのしもべ、あなたの民です、と訴えたのです。そして、次の章にしるされているように、ペルシャ王に、自分がユダの地に行き、彼らのために働くことを許してほしい、と願いました。そして、すばらしい働きをするのですが、その始まりは悔改めと信仰の祈りでした。お前は問題に気づいたとき自分で何かしようとするか、まず主に向かうか、と問われます。 唄野隆 |