聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      エズラ記 8章

「私たちの神の恵みの御手が私たちの上にあったので、・・・。」
                     (エズラ記 8:18)

この章には、まず、エズラがアルタシャスタ王のもとからエルサレムに出かけたとき、彼に従った人たちの名前と人数が記録されています。ピネハス族など祭司の一族、ダビデ族と言われる王族も含めて、男子だけでおよそ千五百人、婦女子も合わせると数千人の一団でした。でも、その中にレビ人がいませんでした。レビ人たちは生活の安定が保証されないエルサレム行きには二の足を踏んだのでしょうか。エズラは民のかしらたちをレビ人の集落に遣わし、レビ人を18名、さらに彼らの下で宮のつとめに携わる人たちを得ました。彼らは主のために犠牲を払う覚悟のできた人たちでした。彼らの同行を得て、エズラは、まず、アハワ川のほとりで断食を布告して、主を礼拝し、主の守りを祈り求めました。主の守りを信じ、王の護衛を断って、出発しました。彼らのつとめは、主の宮に納める奉納物を宮まで運ぶことでしたが、彼らはそれを聖なるものとして大事に守りました。その奉納物は現在の評価で何億円にも及ぶ巨額のものでしたから、途中、泥棒や強盗に襲われる危険がありました。彼らは、王の武力ではなく、主の御守りを信じて旅を続け、無事にそのつとめを果たし、すべてを主の宮に納めたとき、主に全焼のいけにえをささげ、主を礼拝しました。そのとき、エズラは、「私たちの神の恵みの御手が私たちの上にあった」からだと告白しました。彼は、レビ人を得たときも、旅が守られたときも、{神の御手があったからだ}と告白しました。お前は日々の歩みすべてについてそう告白しているか、と問われるのを覚えます。

                      唄野隆



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