聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      エズラ記 7章

「私の神、主の御手が私の上にあったので、・・・・。」
                     (エズラ記 7:28)

エズラ記前半は、主の宮の完成までのいきさつを記していましたが、後半部分では、エズラがユダヤ人たちに主の律法を教え守らせるようにしたことが記されています。エズラは、アロン直系の祭司で、律法に通じた学者でした。捕囚民でしたが、ペルシャの王アルタシャスタの篤い信頼を得ていました。彼は帰国した民に主の律法を教え、それを実行するように導く使命を覚え、エルサレムに帰って、宮の奉仕の仕組みを確立したいと王に願い出たようです。王はその願いを聞いて、彼のために正式の派遣承認書を交付し、祭司やレビ人を連れ、献金を持って行き、それでささげものを整えて、主にささげ、また宮の器具を整えるように命じ、さらにその地のペルシャの役人たちに、祭司エズラの一行に経済的援助を与え、彼らに税を課さないようにさせました。大変な好意ですが、その背後に主の御手が働いていました。エズラ書の著者は「彼の神、主の御手が彼の上にあったので、王は彼の願いをみなかなえた。」と記しました。エズラ自身もそのことを悟り知って、こう告白しました。「私たちの父祖の神、主はほむべきかな。主はエルサレムにある主の宮に栄光を与えるために、このようなことを王のこころに起こさせ、王と、その議官と、すべての王の有力な首長の好意を私に得させてくださった。私の神、主の御手が私の上にあったので、私は奮い立って、私といっしょに上るイスラエル人たちのかしらたちを集めることができた。」私たちも彼のように使命を確信し、彼のような告白をすることのできる人生を歩みたいものです。

                      唄野隆



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