聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      エズラ記 1章

「ペルシャ王クロスの第一年に、エレミヤにより告げられた主のことばを実現するために、主はペルシャの王クロスの霊を奮い立たせたので、・・・。」
                      (エズラ記 1:1)

エズラ記は、エズラによって書かれたものとされており、捕囚からエルサレムに帰り神殿再建にいたるまでのイスラエルの歩みと、祭司エズラの働きが記されています。「ペルシャ王クロスの第一年に、エレミヤにより告げられた主のことばを実現するために、主はペルシャの王クロスの霊を奮い立たせたので、・・・。」ということばで始まり、クロスが全国に文書による触れを出して、“バビロン捕囚で連れてこられたイスラエル人はエルサレムに帰って、主の宮を建てるように、それはペルシャ王クロスに主が委ねられた仕事である”と宣言したことが記されています。それだけでなく、クロスは、捕囚の民は皆その事業に協力するように命じ、さらにバビロンの王ネブカデネザルがエルサレムの主の宮から持ち帰った宮の用具をユダの君主シェシュバツアル(ゼルバベルとも言う)に返しました。捕囚の民が解放されるだけでなく、クロス王の支持を得て主の宮の再建にとりかかるという、とても信じられないような出来事です。この出来事を記すエズラは、驚きと感謝と賛美に溢れて、このことは70年前に預言者エレミヤによって告げられた主のことばを実現するための主の御業であったと告白しました。本当にそうとしか言いようのない驚くべき出来事です。主は、ご自分の民を愛し、ご自分のみことばを必ず実現してくださるのです。私たちにたいしても同じです。感謝し、御名を崇めます。

                      唄野隆



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