聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2歴代誌 36章

「これは、エレミヤにより告げられた主のことばが成就して、この地が安息を取り戻すためであった。」
                 (2歴代誌 36:21、23)

ヨシヤの後、ユダの人々は、ヨシヤの子エホアハズを王としました。しかし、ユダをも支配下においたエジプトは、ユダの人々が立てたエホアハズを廃して、彼の兄弟エホヤキムを王にしました。エジプトの傀儡政権を立てたのです。ホヤキムは、主を信ぜず、贅沢を好み、自分の利益を追い求め、公義を行わず、主の目の前に悪を行いました(エレミヤ22:13〜17)。その彼のところに、アッシリヤを滅ぼしエジプトを抑えたバビロンが手を伸ばしてきました。ホヤキムはバビロンに降伏しましたが、その後バビロンに背きました(2列王24:1)。主を信じない者は人をも信じないものです。バビロン王は彼のところに攻め上ってきました。彼は捕らえられて死に彼の子エホヤキンがユダの王になりました。エホヤキンも主の目の前に悪を行いました。しかし、バビロン王は、彼をバビロンに連れて行きゼデキヤをユダの王にしました。今度はバビロンの傀儡政権がユダに立てられたわけです。ゼデキヤは、バビロンに従って生きよという預言者エレミヤのことば(エレミヤ27:12)に従わず、バビロンに背き、ついにバビロン軍に攻め滅ぼされてしまいました。主に対する不信は人にたいする不信を生み、結局は身を滅ぼすのです。しかし主は御真実です。バビロンに捕囚として連れ去られたユダを、エレミヤの預言どおり、70年目にユダの地に返されました。その地は不信で汚されたのですが、70年の安息の後、回復されたのです。主の御名はほむべきかな。

                      唄野隆



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