今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2歴代誌 33章

「(マナセは)神に祈ったので、神は彼の願いを聞き入れ、その切なる求めを聞いて、彼をエルサレムの王国に戻された。こうして、マナセは、主こそ神であることを知った。」
                    (2歴代誌 33:13)

ヒゼキヤが死に、その子マナセがユダの王となりました。12歳でした。感じ易い年頃、まだ若いのに、偉大な父が死に、ユダの国を任せられ、アッシリヤという強国に圧迫され、不安にとらわれたのでしょう、彼はあらゆる神々に頼ろうとしました。ユダの人々もそれに習いました。ユダの偶像礼拝の罪は頂点に達しました。この罪がユダ滅亡の直接の原因だったことを、これから後、聖書は何度も何度も語ります(例えば、2列王23:26)。マナセはそんな悪を行った王でしたが、主の懲らしめでアッシリヤ王の配下にある将軍たちに捕えられバビロンに連れていかれたとき、悔い改めて、主に祈りました。そのとき、主は、彼の祈りを聞き、彼をユダに戻されました。彼はそこで主こそ神であることを知り、それからは主を崇め、国の守りを固め、偶像を取り除き、誠実にユダの国の再建につとめました。どんな罪人でも、悔い改めて主に祈るなら、主は救ってくださるのです。主の憐れみは何と大きく深いことでしょう。このようにマナセは悔い改めましたが、国民全体にまではその影響は及びませんでした。そして、マナセの後を継いだアモンは、悔い改める前の父マナセがしたように、偶像を拝み、主のみこころを損ねました。ユダの滅びに向かう歩みはとどまることはありませんでした。自分の罪を告白し、感謝して主を仰ぎ、新しく主のために生きる者と変えてくださいと祈り求めます。

                       唄野隆



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