今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2歴代誌 27章

「このように、ヨタムは勢力を増し加えた。彼が、彼の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたからである。」
                     (2歴代誌 27:6)

ウジヤが死に、その後を彼の子ヨタムが継ぎました。ウジヤは晩年、悪性の皮膚病を病み隔離されたいたので、ヨタムは、ウジヤの生前中から、いわば摂政としてまつりごとに当たっていたので(26:21)、彼の王としてのつとめは在位の16年を超えていました。彼は父ウジヤにならい主の目にかなうことを行いました。しかし、ウジヤのように高ぶって宗教的権威をもうかがうようなことはしませんでした。謙遜で誠実な彼の統治は、父ウジヤのそれに続いて、立派な成果を上げました。主の宮の上の門を建て、城壁を堅固にし、山地に町々を建て、森に城塞を築きました。そして、アモン人を打ち破り多くの貢物を得ました。それも一回だけでなく、2年、3年と続きました。それは、「彼が、彼の神、主の前に、自分の道を確かなものとしたから」でした。主は、ヨタムの歩みを見てお喜びになり、彼と彼の下にあるユダとを祝福されたのです。しかし、それは、ユダ全体が主を恐れ、主に従うようになったということではありませんでした。2節に「民はなお滅びに向かっていた。」と記されています。彼の時代は預言者イザヤが活動し始めた時期でしたが、イザヤはそのころのユダは“偶像礼拝に走り、傲慢で、正義を捨て、貪欲、正に腐った葡萄のような状態だ”と言いました(イザヤ書1〜6章)。そういう民の中でも誠実に主に従うリーダーが立つとき主はその民を省みてくださるのです。周りがどんな状態であっても、主を第一にして歩むことが大切なのです。

                      唄野隆



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