聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2歴代誌 24章 「ヨアシュは、祭司エホヤダの生きている間は、主の目に適うことを行った。」 (2歴代誌 24:2) 主が、エフーによってイスラエルの王アハブの家を滅ぼされたとき、アハブの血を引いていたヨアシュも死んでも不思議でなかったのですが、彼はダビデの血を引くユダ王家でただ一人生き残った幼子だったので、人目につかないように主の宮にかくまわれ、祭司エホヤダに育てられました。ダビデに免じてのことでした。主はダビデの子孫を代々ユダの王とすると約束してくださっていたのです。エホヤダは立派な人でしたから、ヨアシュをユダの王にふさわしく主を恐れる者とする教育に一生懸命、励んだようです。それで、ヨアシュはエホヤダが生きている間は主の目に適うことを行いました。主の宮を修復することには主に仕える祭司やレビ人以上に熱心でした。しかし、エホヤダが死ぬと、ユダのつかさたちが来て、ヨアシュに取り入り、主だけに従うというような狭い考えでなく、偶像を拝んでいるイスラエルともうまくやっていった方が良い、というような考えを吹き込んだのでしょう、ヨアシュは、偶像を拝むようになりました。エホヤダの教育で抑えられていた罪人の本性が現れてきたのです。それは、エホヤダの子ザカリヤが諌めても彼を殺してしまうほどの激しさでした。主から離れたヨアシュは民の支持を失い、家臣に殺されました。教育は知識や行動の規範は教えることはできますが、人を内から変え主第一の生活を生み出すことができるのは御霊だけです。「教育による信仰的装いではなく、内から造り変えてください。御霊様。」と祈りました。 唄野隆 |