聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2歴代誌 25章

「しかし、アマツヤは聞き入れなかった。それは、神から出たことであって、・・・。」
                    (2歴代誌 25:20)

ヨアシュが死にその子アマツヤがユダの王となりました。彼は父ヨアシュにならい形のうえでは主の定めを守りましたが、本心から主を恐れ主を愛し主のみこころを求める人ではありませんでした。父を殺した反逆人を殺しましたが、主の律法に従って、その子どもたちには手を加えませんでした。表面的な信仰でも、本心までは見えませんから、国民の信頼は得られたようで、彼の政事(まつりごと)は成功し、強大な軍隊を整備することもできました。彼は、その軍隊を率いて、反乱を起こしたエドムを打とうとしましたが、イスラエルからも傭兵を雇っていました。そのとき、神の人が“不信仰なイスラエルと手を結ぶのは良くない、イスラエル兵は帰せ”と言いました。彼はそれに従い、ユダ独力でエドムに対して勝利を得ました。しかし、成功したときが危険だ、と言われているとおり、彼はエドムの偶像を持ち帰り、それを拝みました。主が預言者によってその罪を責められると、その預言者を脅迫して退けました。不信仰は傲慢を生みます。彼はユダより強大なイスラエルの王との縁組を望み、格が違うと断られて腹を立て、イスラエルに戦いを挑みました。イスラエルの王は、彼をたしなめましたが、彼は聞かず、結局、大敗し、生き延びることはできましたが、失意の後半生を過ごさなければなりませんでした。主の警告を聞かない強情は滅びを招きます。「自分の思いに執着する強情さから解き放ち、主の御警告に従う素直さを与えてください。」と祈りました。

                      唄野隆



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