聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2歴代誌 23章 「主がダビデの子孫について約束されたように、王の子が王になるのです。」 (2歴代誌 23:3) ユダの王アハズヤが死んだとき、彼の母アタルヤがユダの王族を皆殺しにしてユダの王座を自分のものにしましたが、そのとき、生まれて間もないヨアシュをエホシェバが主の宮に隠し、彼女の夫で祭司だったエホヤダとともにヨアシュを育てました。それから7年たったとき、祭司エホヤダは奮い立って、ユダの百人隊長数人をまねき、彼らと契約を結び、ヨアシュをユダの王としました。先王ヨラムの子どもたちの皆殺しをはかるような恐ろしい女王アタルヤへの反逆ですから、大きな決断が必要でした。正に文字どおり、彼は「奮い立った」のです。そして、綿密な準備を整えて、革命を起こしました。その頃、アタルヤの暴政にたいする民の反感も膨れ上がってきていたのでしょう。革命は成功し、アタルヤを殺しても、民は喜び、騒ぎは起こりませんでした。この革命を成功させた最大の根拠は、エホヤダがユダの人々に、ダビデの子孫がユダの王座に着くという主のお約束を思い出させたことでした。主のみことばに基く主のみこころにしっかり立つことが私たちの歩みを確かなものとするのです。それから、エホヤダは、ユダの民に主の民となる契約を結ばせ、バアルの偶像を打ち砕き、主を礼拝するためにレビ人たちを整えました。私たちも、イエスさまを信じ、洗礼を受けて、神の民となる契約を結び、悔い改めて、偶像を捨て、罪を離れ、身をささげて主を礼拝します。信じるのは瞬間ですが、罪との戦い、そして主と交わり主を知る歩みは長く続く歩みです。 唄野隆 |