聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2歴代誌 22章

「ヨラムのもとに行くことによって、アハズヤが滅びたのは、神から出たことであった。」
                    (2歴代誌 22:7)

ユダの王ヨラムが死んだとき、ヨラムの男の子でただ一人生き残ったアハズヤがエルサレムの住民によってユダの王とされました。彼の母アタリヤはアハブの娘でした。アハブは主に背を向け、暴虐の道を歩んだイスラエルの王でした。主はエリヤによってアハブの不信仰と暴虐を責め、彼とその家の滅びを告げられました(1列王21:21)。アハブは、ミカヤの預言に逆らい、彼の御用預言者の語ったことばに従って、アラムとの戦いに臨み、変装して戦場に出たのに、何気なく放たれた敵の矢を受けて死にました(18章)。その子ヨラムがイスラエルの王となり、12年後、彼もまたアラムと戦い、負傷したので治療のために都イズレエルに帰っていたとき、エフーの謀反があって、ヨラムはエフーに射殺されました。そのときユダの王アハズヤがイスラエルの王ヨラムの見舞いにイズレエルに来ていて、彼もまたエフーに殺されました(22章)。アハズヤはユダの王ヨラムとアハブの娘アタルヤとの息子でした。こうしてアハブとその家にたいするさばきは完全に実行されました。主のさばきは必ず行われます。主は恐るべき御方です。しかし、アハブの罪を引きずっていたにもかかわらず、アハズヤの子ヨアシュは生き延びました。ダビデに免じてのことでした(21:7)。私たちも滅ぼされるべき罪人ですが、ただイエスさまのゆえに救われているのです。この計り知れない主の恵みに感動し、自分自身をイエスさまのものとしてお委ねるほかありません。


                      唄野隆



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