聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2歴代誌 16章 「すると、アサはこの予見者にたいして怒りを発し、彼に足かせをかけた。このことで、彼にたいして激しい怒りをいだいたからである。」 (2歴代誌 16:10) アサがエジプトのシシャクに勝利し、主に礼拝をささげ、ユダ全国に宗教改革を進めてから20年の間、ユダは平和でした。民の生活は安定し、国は力を貯えてきました。しかし、アサの治世36年目にイスラエルの王バシャがユダとの国境付近に防備の町を建て、ユダとの出入りができないようにしました。明らかな敵対行為でした。そのときアサは、シシャクに攻められたときのように、主に叫び求めませんでした。すでに相当の力をつけていたので、自分の知恵と力で、対抗策を考えたのです。イスラエルの背後の国、アラムに贈り物をし、彼らにイスラエルを攻めてもらうようにしました。アラムはそれに応じ、イスラエルに略奪隊を送りました。イスラエルはアラムに備えなければならず、ユダと戦うゆとりはなくなりました。防備の町の建設工事は中止されました。アサは彼らが放棄した材料を奪い取って、反対に、彼らに対抗するための防備の町を立てました。人間的には大成功でした。しかし、そのとき、彼は主に頼る姿勢を捨て、自分の知恵や力に頼る道を歩んでいたのです。主は彼にそのことを悟らせ、悔い改めさせようとされました。予見者ハナニを遣わして彼を責められたのです。そのとき、あの信仰深かったアサが、怒ってその予見者を捕え、足かせをはめました。その姿勢は足の病気に罹ったときも変わりませんでした。最後まで信仰に立つのは難しいことです。主よ。常に変わらず、死にいたるで、ただあなたに頼る者としてください。と祈りました。 唄野隆 |