聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2歴代誌 15章

「あなたがたが主とともにいる間は、主はあなたがたとともにおられます。」
                     (2歴代誌 15:2)

アサがシシャクを打ち破り、多くの戦利品を携えて凱旋したとき、アザルヤがアサとユダの民に主のことばを伝えました。“イスラエルには長い間、まことの神がなく、教師も祭司もなく、律法もなかった、そのため国は乱れた、神を崇めよ”と。アサは、直ちに反応し、ユダ全土から偶像を一掃し、主の宮の祭壇を作り直し、エルサレムで大きな祭りを開いて、力いっぱいのいけにえをささげ、民たちに、心を尽くし、精神を尽くして、主を求める、主を求めない者は除かれる、という契約を結ばせました。その実は、「ユダの人々はみなその誓いを喜んだ。彼らは心を尽くして誓いを立て、ただ一筋に喜んで主を慕い求め、主は彼らにご自身を示されたからである。主は周囲の者から守って彼らに安息を与えられた。」でした。主はいつも私たちを愛してくださっていますが、その愛を実際に体験し喜べるかどうかは私たちの主に対する態度にかかっているのです。主に心を向けたアサとユダの民は喜び、主もまた彼らを喜ばれました。アサは偶像に心を寄せる王母をその位から退けたほど熱心に主を敬いました。このアサの下でユダは20年間、平和を楽しみました。しかし、熱心さはしばしば熱心を示す行いに目が移り主ご自身から目をそらす失敗に陥り易いものです。宗教行事に熱心でも、主ご自身から目をそらすと、主に捨てられます。主が彼らを捨てられるのではなく、彼らが主を見失い、主から離れるのです。信仰の業よりも主ご自身を慕い求めたいと思います。

                      唄野隆



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