聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2歴代誌 13章

「しかし、私たちの場合は、主が私たちの神である。私たちはこの方を捨てなかった。また、アロンの子らである祭司たちが主に仕えており、レビ人が仕事をしている。」
                     (2歴代誌13:10)

レハブアムが死んで彼の子アビヤがユダの王になりました。彼は精鋭40万を率いて、イスラエルのヤロブアムに戦いを挑みました。主はダビデの子に王座を約束されたのに、ヤロブアムがならず者を集めて反逆し、イスラエルを建てたからだ、と言いました。彼は、父レハブアムは弱くヤロブアムが力を増し加えた現実を認め、しかし、イスラエルは主を捨て、一般の人が祭司職についているが、ユダは主を捨てなかった、レビ人たちが祭司職につき、主を礼拝しており、主の律法を守っている、だからイスラエルに勝ち目はない、と演説しました。その間にユダの2倍の兵を動員していたヤロブアムはユダの背後に伏兵を送り、挟み撃ちにしようとしました。兵力でも、戦略的にも、イスラエルの方に歩がありました。しかし、ユダは主に求め、祭司たちはラッパを吹き鳴らし、兵は一斉にときの声を上げて、敵陣に攻め込み、勝利を得ました。主が勝利を得させられたのです。アビヤはその演説で、宗教的な純粋さ、整った礼拝、主への服従を誇っていますが、ダビデのように、心から主に従う信仰の告白や主との深い人格的交わりから湧き溢れる喜びの賛美は感じられません。それでも、彼は主に従うことを堅く決意して歩んでいましたし、危急の時には主に叫び求める信仰をもっていました。主はそんなアビヤに目を留めてくださいました。不十分でも、今あるまま、主を仰いで歩もう、と思います。

                      唄野隆



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