聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2歴代誌 11章 「彼らは3年の間、ユダの王権を強固にし、ソロモンの子レハブアムを励ました。三年の間、彼らがダビデとソロモンの道に歩んだからである。」 (2歴代誌 11:17) 命からがらエルサレムに逃げ帰ったレハブアムはすぐ、18万の大軍を催し、ヤロブアムからソロモンの王国を取り戻そうと出陣しました。そのとき、神の人シェマヤに主のことばが臨み、彼はレハブアムとユダの軍勢に、「戦ってはならない。家に帰れ。」と呼びかけました。彼らは、主のことばに従いました。レハブアムは、ヤロブアムと戦う道を捨て、ユダ南部を固めました。そのレハブアムのもとにイスラエルからレビ人たちが移り住んで来ました。彼らは自分たちの相続地を捨てるという大きな犠牲を払って、偶像礼拝に陥ったイスラエルを捨て、主を礼拝するユダに来たのです。しかし、イスラエルの王ヤロブアムがレビ人以外の普通の人間を祭司にしたので彼らの特権的な地位が失われ、それでレビ人が大事にされるユダに来たという面もあったようです。さらにイスラエルから、主を恐れる人たちが続々とユダに移って来ました。しかし、彼らが熱心に主に仕えたのは3年間だけでした。彼らは、確かに主を恐れ、主に従おうと思っていました。そのために犠牲を払うこともいといませんでした。しかし、同時に自分の都合を考える側面もありました。彼らは信仰熱心でしたが、純粋ではありませんでした。彼らの熱心さは3年しか続きませんでした。これが人間の現実です。最後まで信じぬく信仰は主の賜物です。人間的な信仰熱心でなく、主による信仰を育ててください。と祈りました。 唄野隆 |