聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2歴代誌 9章 「なんとしあわせなことでしょう。あなたにつく人たちは。」 (2歴代誌 9:7) ソロモンは主から知恵を与えられ、見事な国づくりをしていました。その名声を聞いてシェバの女王が遠路はるばるやって来ました。そして、ソロモンに会い、彼の話しを聞き、彼の建てた宮殿とその家臣たちの立ち居振舞いを見て、驚嘆しました。そして、“聞いていたうわさは半分も事実を伝えていない、ソロモンは聞いていたよりもはるかに勝る”と言い、「なんとしあわせなことでしょう。あなたにつく人たちは。なんとしあわせなことでしょう。」と賛嘆の声を上げました。ソロモンは、大きな力と富を持っていましたし、さらに、毎年、国際貿易などで豊かに富を増し加えていました。国際的な摩擦が生じても、それに対抗できるだけの十分な外交力と軍事力も持っていました。シェバの女王も国を治める立場にあり、国づくりの難しさを痛感していたでしょうから、ソロモンの国づくりの成果を見て、驚嘆し、尊敬を覚えて、彼を誉めそやしたのです。しかし、シェバの女王は、目に見えるソロモンの業績と彼の知恵に驚嘆しただけで、その奥にあった、目に見えない主との関わりの世界は彼女の理解を超えていました。本当にすばらしいのは、聞いて分かる知恵と目に見えるその実ではなく、それを与えられる主との関わりです。その点でソロモンはどうだったのでしょうか。それは、実は、イエスさまによって与えられるものなのです。イエスさまは「しかし、見なさい。ここにソロモンよりもまさった者がいるのです。」と言われました(ルカ11:31)。主を知らせていただいたことを感謝し、主に目を留めよ、と示されます。 唄野隆 |