聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      2歴代誌 5章

「箱の中には、二枚の板のほかには何もはいっていなかった。」
                     (2歴代誌 5:10)

主の宮が完成したとき、ソロモンは、ダビデが聖別してあったものすべてを主の宮の宝物倉に運び入れ、それから、イスラエルの長老、部族のかしら、一族の長をすべて呼び集め、ダビデの町シオンから、主の契約の箱を、レビ人に担がせて、主の宮に運び入れました。ソロモンと、集まったイスラエルの民は、主の前でいけにえをささげましたが、あまりにも多くて、どのぐらいささげたか数えられませんでした。主の契約の箱は、定めの場所、主の宮の至聖所、ケルビムの翼の下に運び入れられました。その中には、モーセがホレブの山で受けた主の契約を記した2枚の石の板が入っているだけでした。私たちの主は、何らかの形であらわされる御方ではありません。私たちに語られる主のみことばを通してだけ、私たちは主に近づくことができるのです。石の板自体もやがて取り去られました。ただそのみことばだけが今も残って、私たちに語りかけてくださいます。私たちの聖書も同じです。どんなに立派な装丁の聖書でも、その書物じたいではなく、聖書に書き記されているみことばが私たちを主に結びつけ生かすのです(詩篇119:50)。主の契約の箱が主の宮に運びいれられたとき、祭司たちは皆、その身をきよめ、アサフとヘマンとエドトンに率いられた聖歌隊は、祭壇の東側に立ち、まるでひとりであるかのように一致して、主を賛美しました。そのとき、主に宮に雲が満ちあふれました。主のご臨在が現れたのです。私たちも、みことばを聞き、御霊によって一つとされてみ前に出るとき、主のご臨在を経験するのです。

                      唄野隆



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