聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2歴代誌 4章 「海は祭司たちがその中で身を洗うためのものであった。」 (2歴代誌 4:6) この章には、前章に続き、ソロモンが建てた主の宮の様子が記されています。3章では、主の栄光を示すもの、すなわち主の臨在を示す神の箱が置かれる至聖所、その前の祭司が主に礼拝をささげる聖所、神の箱の上に置かれるケルビム、至聖所と聖所とを隔てる幕、神を賛美する2本の柱を作ったことが記されていましたが、4章では、主を礼拝する側に関わる道具類、青銅の祭壇、青銅作りの大きな海、洗盤、神殿の中に置かれる机と燭台、神殿の庭と戸、灰壷、十能と鉢、2本の柱とその飾り物を作ったことが記されています。すべて青銅で作られていました。3章の主の御臨在を示す個所で作られたものはすべて金で作られていました。主のなさることと、私たち人間のすることとの違いを示しているようです。主がなさることは最高、金で表現するしかありません。しかし、私たちは力一杯、主に仕えますが、それでもそれは青銅の価値しかありません。そのことをわきまえて謙虚でありたい、と思います。祭司は礼拝のため、宮に入るとまず海と呼ばれる水槽で身を洗いきよめました。そして、祭壇にささげるいけにえを洗盤で洗いきよめました。私たちは、主の恵みを知るとき、感動し、主に仕えたいと思います。しかし、そのままの感動に任せた奉仕は、しばしば、名誉欲や、人目を意識した汚れにまといいつかれたままです。まず、自分自身の罪を悔い改め、イエスさまの血潮によって洗いきよめられることが第一です。それから、主にささげるものもすべて、きよめていただき、きよめられた者がきよい奉仕をするのです。 唄野隆 |