聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2歴代誌 3章 「こうして、ソロモンは、主がその父ダビデにご自身を顕わされたところ、すなわちエルサレムのモリヤ山上で主の家の建設にとりかかった。」 (2歴代誌 3:1) ソロモンは、即位後4年目の2月2日に主の宮建設に取りかかりました。父ダビデによって主の宮を建設するように示され(1歴代誌28:6)、ダビデが備えたものを引き継いだのですが、さらに資材と労働者の確保を進め、またツロの王フラムに依頼して資材と人材の提供を受け、十分な準備を整えました。主の宮の建設に当たっては、彼はまず基礎を据えました。堅固な基礎の上に立派な建物が建つのです。その宮はモリヤの山上に建てられました。ダビデはそこで主の御臨在に触れました(1歴代21:18)。そして、そこはまたアブラハムがイサクをささげて主と出会ったが所でした(創世記22:11)。信仰生活の土台はイエス・キリストとの出会いの経験です。イエスさまの十字架と復活を信じる信仰の上に私たちの信仰生活は築きあげられます。主の宮は、それほど大きいものではなく、外見もなつめやしの木の彫刻と鎖で飾られただけの簡素なものでしたが、中はすべて金が張り詰められていました。私たちと神さまとを結びつけてくださるイエスさまも外見は貧しい御姿でしたが内実は天来の権威と愛とに満ちた素晴らしい救い主です。このイエスさまは私たちの罪を背負って十字架の上で死なれましたが、三日目に甦って天に上り、やがて栄光のうちに再びおいでになります。私たちは、この主を信じて地上の生活にはげみ、天を仰いで主が再び来られるのを待ち望んでいるのです。 唄野隆 |