今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                      2歴代誌 1章

「彼の神、主は彼とともにおられ、彼を並外れて偉大なものとされた。」
                      (2歴代誌 1:1)

ダビデの後をついでイスラエルの王となったソロモンは、イスラエルの指導者たちを連れて、ギブオンにあった神の会見の天幕の前に出、いけにえをささげて、主を礼拝しました。主はソロモンに現れ、「あなたに何を与えようか。願え。」言われました。ソロモンは、「今、知恵と知識を私にください。そうすれば、私はこの民の前に出はいりします。さもなければ、だれに、この大いなる、あなたの民をさばくことができましょうか。」と答えました。ソロモンが、富をも、財宝をも、誉れをも、敵の命をも、長寿をも求めず、主の民を治めるための知恵と知識を求めたことを主は喜ばれ、「その知恵と知識とはあなたのものとなった。そのうえ、私はあなたの前の、また後の王たちにもないほどの富と財宝と誉れとをあなたに与えよう。」と言われました。すべてはそのとおりになり、ソロモンはすべてにまさる知恵をもって国を治め、平和と繁栄に満ちたすばらしい国づくりの成果をあげました。主が彼とともにおられたからです。1節に、ソロモンの強固な王権も平和と繁栄も、すべて、「彼の神、主が彼とともにおられた」からだ、と言われているとおりです。しかし、ソロモンが求めたのは使命達成のための知恵であって、主ご自身ではありませんでした。モーセもダビデも主ご自身との親しい交わりを第一に求めていました。主は、ソロモンにも、もう一歩進んで、ダビデ(詩篇16:2)やモーセ(出33:15)のように、主ご自身を求めることを望まれたのではなかったでしょうか。お前は何を求めているか、と問われます。

                           唄野隆



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