今日の聖書一日一章からのメッセージです
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1歴代誌 27章 「彼らのつかさたちは、王に仕えて一年のすべての月を月ごとの交替制にしたがって、各分団のすべてのことに当たったが、・・・。」 (1歴代誌 27:1) この章はダビデ王朝の軍事、行政制度についての記録です。当時はまだ国際的な平和が確立されておらず、略奪隊の侵入を防ぐのが、国民の生活を守るためにいちばん大事なつとめでしたから、ダビデは強力な軍隊を組織し、それを12軍団に分け、月ごとにそのつとめを果たさせました。12軍団の長の名前がすべて記されていますが、ヤショブアム、ベナヤ、アサエル、シベカイなど、2サムエル23章や1歴代誌11章などにダビデの勇士として上げられた名前が多く現れてきます。ダビデは、内政は部族を軸にして進めたようで、軍隊の編制につづいて、各部族の長の名前が列記されています。人口調査もしたようですが、20歳以下の者は数えませんでした。未成年者には責任の分担を求めなかったのでしょう。それでも、そのときの人口調査には自分の力を誇りたいという気持ちが働いていたのか、主の怒りを買ったと記されており、そこにダビデの悔い改めが感じ取れます。その後ダビデ王朝の財務管理のことが記されています。宝物倉の管理、農夫の監理やブドウ畑の監督、いちじく桑の畑の管理、牛やひつじ、らくだの世話などの仕事もそれぞれ役割が定められ、責任者が決められました。最後にダビデの政府の構成が示されます。知恵のある議官や書記、ダビデを愛する人々、強力な軍の長、などの名が列挙されています。主のための奉仕も、一人でするものではなく、多くの人々との愛と信頼による秩序ある協力によって進められるのだ、と示されます。 唄野隆 |