今日の聖書一日一章からのメッセージです



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1歴代誌 25章

「アサフとヘマンとエドトンの子らを奉仕のために取り分け、立琴と十弦の琴とシンバルをもって預言する者とした。」
                     (1歴代誌 25:1)

ダビデは、祭司を整え聖歌隊を編制しました。アサフとヘマンとエドトンの子らの三つの家族を24組に編制し、預言のことばを中心に、琴と角笛、またシンバルをもって賛美する聖歌隊でした。今日で言うと、ことばによる賛美を軸に、弦楽器、吹奏楽器、打楽器などを用いるオーケストラが、賛美を受け持ったということでしょう。アサフの聖歌隊が、聞いて意味のわかる賛美を歌い、へマンの聖歌隊が弦楽器を奏で、エドトンの聖歌隊が吹奏楽器、打楽器を演奏したようです。立琴と十弦の琴とシンバルをもって預言する、と記されていますから、聞く者が意味を理解して賛美を捧げ、各種の楽器の演奏で宗教感情を高ぶらせたのでしょう。主への賛美は、宗教感情の高ぶりだけでなく、理性をもって意味を理解して賛美するべきだということでしょうか。私たちも、理性も感性も、私たちのすべてを用い、全身全霊、全生活をあげて主をほめたたえる者でありたい、と思いました。7節は、聖歌隊の人たちは皆、厳しい訓練を受けたことを示唆しています。彼らは達人になりました。しかし未熟な弟子たちもいたことでしょう。しかし「彼らは下の者も上の者も、達人も弟子も、みな同じように任務のためのくじを引いた。」と記されています。主は上手下手に関わりなく、ひとりひとりの奉仕を大事にしてくださるのです。主への奉仕では、上手な人も思い上がらないように導かれ、未熟な人も励まされるのです。へりくだり、感謝して、奉仕ができるのです。感謝です。

                           唄野隆



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