聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1歴代誌 24章 「彼らもまた、彼らの同族であるアロンの子らと全く同じように、・・・くじを引いた。一族では、かしらもその弟と全く同じであった。」 (1歴代誌 24:31) この章には、主の宮の祭司のつとめを与えられたアロンの子孫の組み分けと、他のレビ人の奉仕がくじで決められたことが記されています。アロンは出エジプトのときから弟モーセとともに主に仕え、イスラエルのために働きました。モーセが主から直接おことばをいただき、アロンはそれをイスラエルに伝えました。シナイの荒野で神の箱を中心にした礼拝のあり方が決められたとき、アロンは大祭司のつとめを与えられました。そのときから、アロンの子孫がイスラエルの祭司職を引き継ぐことになりました。アロンには4人の子どもがいましたが、ナダフとアビフは死に、エルアザルとイタマルが祭司職を継ぎました。その中でエルアザル系の子孫の方が多くいました。ナダフとアビフが死んだのは、彼らが異火をささげたからであり(民3:4)、イタマル系の子孫が少なかったのは、イタマルの子孫であったエリの子らが悪を行い、主のさばきを受け、エリの家が滅んだからですが(1サムエル3:13)、それらのことには触れられていません。歴代誌記者の思いやりでしょうか。祭司の組分けのとき、一つ一つの組の名が、王の書記と祭司の前で記録されました。祭司職以外のレビ人の奉仕分担がくじで決められるときも、ひとりひとりがくじを引きました。かしらとか若者という差別はされませんでした。主はどんな人の奉仕も同じように大事に受けてくださるのです。このことは私たちについても同じです。感謝し、喜んで与えられるつとめに励もう、と思います。 唄野隆 |