聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1歴代誌 22章 「そこで今、あなたがたは心を尽くし、精神を尽くして、あなたがたの神、主に求めなさい。」 (1歴代誌 22:19) ダビデは、オルナンから買い取った場所に祭壇を築き、主にいけにえをささげ、火によって主が答えられたのを見て、恐れ、「これこそ、神である主の宮だ。これこそ、イスラエルの全焼のいけにえの祭壇だ。」と叫びました。彼に、ここに主の宮を建てたいという願いが起こりました。彼はそう願っただけでなくそのための準備を進めました。働く人を用意し、建築材料を備え、費用を調えました。しかし、彼はそれを自分がするのだという自負心によって進めることはできませんでした。どこまでも、主によって事は進む、自分は自分に与えられたところで留まる、という謙虚さを学んでいました。彼は、自分には主の宮を建てたいという願いはあるが、自分は多くの血を流してきたから、そのような聖なる仕事を進めるにはふさわしくない、平和な後継者にその仕事を委ねるのが主のみころだ、と受け止めていました。彼はソロモンにその仕事を委ねました。しかしそのことはソロモンにとっても、たいへんなことでした。すぐ人間的な外側の働きに目が向きます。主の本当のみこころを悟り知ってその実現を求めて進めることが必要でした。物質的な準備だけでなく、いつも主のみころを求める姿勢を育てることが何よりも大切でした。ですから、彼はソロモンと彼を支えるイスラエルのつかさたちに、「そこで今、あなたがたは心を尽くし、精神を尽くして、あなたがたの神、主に求めなさい。」と言いました。私もそのことばを聴きます、お導きください。と祈りました。 唄野隆 |