聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1歴代誌 21章

「こうしてダビデは、そこに主のための祭壇を築き、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげて、主に呼ばわった。すると、主は全焼のいけにえの祭壇の上に天から火を下して、彼に答えられた。」
                    (1歴代誌 21:26)

ダビデはイスラエルの人口を数えさせました。サタンに誘われてのことだと記されていますから、自分の勢力を確認し、自分の力を誇るような思いからのことだったのでしょうか。ダビデはそのことで主の怒りを買ったことを知り、そのさばきを告げた先見者ガドに、罪を告白し、主のさばきは受けるが、人の手には陥りたくない、主の手に陥らせてほしい、と願いました。イスラエルに三日間の疫病が臨みましたが、主はその災いを見て思い直され、ダビデは悪かったのは私で、民ではない、彼らを赦してほしい、と祈りました。そのときダビデは、エブス人オルナンの打ち場に導かれ、十分な値を支払って、彼からその地を買い取り、そこに祭壇を築き、全焼のいけにえと和解のいけにえをささげて、主に呼ばわりました。すると主は全焼のいけにえの祭壇の上に天から火を下して、彼に答えられました。主は御使いに命じて神罰を止められました。ダビデは罪を犯しましたが、そのことを悔い改めたとき、主の御使いの姿を見、主への礼拝が受け入れられたことを経験し、そのことを記念し、そこを主を礼拝する場とするように導かれたのです。その地は、後にダビデの子ソロモンが主の宮を築く地となりました。ダビデには、主の宮を築くことは許されませんでしたが、そのための備えをすることが許されました。罪を犯しても悔い改めるとき、主はそこに大きな祝福への道を開いてくださるのです。

                           唄野隆



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