堺大浜キリスト教会聖書一日一章
2列王記 13章
「主は、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約のために、彼らを恵み、あわれみ、顧みて、彼らを滅ぼし尽くすことは望まず、・・・。」
(2列王記 13:23)
アハブ家を滅ぼしてイスラエルの王となったエフーは強い軍人でしたが、彼の後をついだエホアハズは弱い王でした。彼は、主を崇める信仰も弱く、ヤロブアムに従って偶像礼拝をやめませんでした。また政治、軍事の指導力も弱かったようです。アラムの侵入を防ぐことができず、国力は衰え、ごく僅かの兵力しか維持できませんでした。しかし、彼が苦しみの中で主に祈ったとき、主は、彼の願いを聞き、イスラエルを敵の手から救い出されました。主は不実なエホアハズの祈りにも耳を傾けてくださったのです。主はご自身の民イスラエルが苦しむのを見るに忍びない御方だったのです。また、イスラエルの先祖、アブラハム、イサク、ヤコブの契約を覚え、そのお約束を大事にされる御方でした。この主が私たちの神、主なのです。感謝です。私もこの御方を信頼しようとあらためて決心しました。エホアハズの子ヨアシュも偶像崇拝の道を歩みましたが、主は、彼をも顧み、預言者エリシャを通して、彼にアラムへの勝利を知らされました。主の勝利の矢をもって地を打つように命じられたのです。ヨアシュはエリシャの指示に従いましたが、3度、地を打っただけでやめました。エリシャは、5度も6度も撃つべきだったのに、と彼をなじり、彼がアラムに勝利するのは3度だけだと言いました。主に命じたれたことには中途半端ではなく徹底的に従うべきなのです。私も、主に従うことが中途半端に終わり易いことを示され、力の限り主に従おうと決心しなおしました。
唄野隆
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