聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 2列王記 12章 「ヨアシュは、祭司エホヤダが彼を教えた間はいつも、主の目にかなうことを行った。」 (2列王記 12:2) ユダの王アハズヤが死んだとき、彼の子ヨアシュはまだ1才でしたが、叔母エホシェバに助けられ、主の宮で6年間、祭司エホヤダにかくまわれて育ち、7才のとき、祭司エホヤダに助けられてユダの王座に着きました。エホヤダは信仰あつい人物で、幼い王に主を恐れ主に従うことを教えました。ヨアシュはエホヤダの教えに従いましたが、それは彼の心からの信仰によるのではなく、うわべの形を真似るだけの敬虔さだったようです。ヨアシュは、アタルヤ統治の間、主の宮が放置され、痛んだままになっているのを見て、その修復を思い立ち、民の自発的な献金を集めることにしました。しかし、その管理に当たる祭司たちが思うように動かないのを見て、祭司を通さず、民の献金を直接、工事の人たちに渡して、宮の修復に当たらせることにしました。彼は主の宮の修理には熱心でした。ところが、アラムの王ハザエルがエルサレムに迫ってきたときは、代々の王たちが主の宮に納めていた財宝を勝手に持ち出して、それをハザエルへに差し出し、彼にエルサレムから引き上げてもらいました。彼の言動には一貫性がありませんでした。そういう生き方が国民の不信を買ったのでしょう、家臣たちの子に殺されました。彼はエホヤダの教えを表面的に受け取るだけで、自分の本心から主を恐れ主を愛するようにはなっていなかった、と言えるでしょう。「借り物の信仰でなく、私自身が主を信じ、主に従うことを喜べるようにしてください。御霊さま。」と祈りました。 唄野隆 |