聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     2列王記 11章

「こうして、彼はうばとともに、主の宮に六年間、身を隠していた。その間、アタルヤがこの国の王であった。」
                     (2列王記 11:3)

エリヤによる、アハブ家にたいする主のさばきの預言が実現し、エフーの反乱で、アハブ一族が皆殺しにされたとき、ユダの王アハズヤもいっしょに殺されました。アハズヤはアハブの娘アタルヤを妻としたユダの王ヨラムの子で、アハブ家の婿でした。アハズヤが死んだと聞いたアタルヤは、王の一族を皆殺しにして、自分がユダの王となりました。しかし、ヨラム王の娘でアハズヤの妹、そして祭司エホヤダの妻になっていたエホシェバが(2歴代誌22:11)、アハズヤの幼子ヨアシュを盗み出し、主の宮の小部屋に隠しました。ヨアシュは主の宮で、6年間、人目につかず隠れて過ごしました。外の世界は偶像礼拝者アタルヤが支配していましたが、人知れず宮の小部屋でダビデの子孫が守られていました。主は、ダビデの子孫が永く王座に着くことを約束しておられました(2サムエル7:16)。主の御約束は、本当の意味では、イエスさまの永遠の主権を示すものです。しかし、イエスさまにいたるダビデの血筋はここでも守られました。それから7年経って、祭司エホヤダは近衛兵の百人隊長たちを呼び寄せ、慎重な準備の下に、ヨアシュを王座につけました。民は喜び、ラッパを吹き鳴らして、祝いました。その騒ぎを聞きつけたアタルヤは、「反乱だ。反乱だ。」とわめき叫びましたが、彼女は王宮で殺されました。民は喜び、国は平穏でした。ダビデの子孫は守られたのです。主の御守りは万全です。「私は主を信頼します。」と告白し賛美しました。

唄野隆



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