聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1歴代誌 19章 「強くあれ。われわれの民のため、われわれの神の町町のために全力を尽くそう。主はみこころにかなうことをされる。」 (1歴代誌 19:13) アモン人の王ナハシュが死に、その子ハヌンが王位を継いだことを聞いたダビデは、弔問の使者を遣わしました。友好関係を維持したかったからでした。しかし、アモン人は不信感にとらわれて、ダビデの好意をすなおに受けず、使者を辱めました。そして、ダビデが友好関係を求めた両国の間に戦争が起こりました。“不信感をもって人と関わると争いを生み出す、信をもってつきあうことが大切だ”と示されます。アモン人は、大金を払いアラムの援軍を雇って戦いに臨み、ダビデもヨアブとイスラエルの全軍を送り出しました。ヨアブは、戦場に着いたとき、アモン人は町を背にして陣を敷き、援軍のアラム人がイスラエル軍の背後に陣を張っているのに気づきました。それで、軍を二つに分け、弟のアビシャイに一軍を委ねてアモン人に向かわせ、自分は一軍を率いてアラム人に向かいました。そのとき、彼は、「強くあれ。われわれの民のため、われわれの神の町町のために全力を尽くそう。主はみこころにかなうことをされる。」と言いました。彼は根っからの軍人でしたから、兵は自分たちの町や家族のために戦うとき大きな力を発揮すると知っていたのでしょう。しかし、信仰の人ダビデとともに歩むうちに主を信頼することが何よりも大事だということを学んだことが大きかったと思われます。ですから、自分の町であるだけでなく主の町だということを意識しさらに主を信頼することを励ますようになったのでしょう。信仰の交わりの素晴らしさを思います。 唄野隆 |