聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1歴代誌 18章

「ダビデ王は、それをもまた、・・・主に聖別して捧げた。・・・このように主は、ダビデの行く先々で、彼に勝利を与えられた。」
                 (1歴代誌 18:11、13)

この章には2サムエル8章とほとんど同じことが記されています。ダビデが周囲の国々と戦いそのすべてに勝利した記録です。ダビデが生まれ出た頃のイスラエルはいろいろな国々に取り囲まれ、その侵略を受け、イスラエル人は安心して生活できない状況でした。ですから、ダビデは王となると、まず、それらの国々と戦い、彼らの力を排除し、国の安全を確保しました。外国からの完全な独立が国の繁栄の基礎だからです。どのような国をつくりだすかが次の課題になります。ダビデが戦うべき敵は、西のペリシテ、東のモアブ、東北のアラム、東南のエドムなどの国々でした。それらの戦いにおいてダビデは勝利しました。彼は多くの戦利品を得ました。しかしダビデの行く先々で彼に勝利を与えられたのは主でした。その勝利を祝って、ダビデに貢物を持ってくる者もありました。ダビデが打ち破ったハダデエゼルに攻められていたハマテの王トウの王子ハドラムがそうでした。ダビデはそれらの戦いで得た戦利品とともに、その貢物も主にささげました。ダビデが戦い、主が勝利を与え、ダビデが感謝してささげものをする。麗しい交わりです。このささげものは、後に、ソロモンの神殿造営に用いられました。このダビデのイスラエル建国の大事業には多くの協力者があったことが最後のところに記録されています。私たちも、主によって仕事を与えられ、多くの人々との交わりの中で働き、その働きの実を、感謝をもって、主に捧げる喜びを経験したいものです。

                           唄野隆




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