聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1歴代誌 17章

「主よ。あなたは彼らの神となられました。どうか、主よ。あなたが、このしもべとその家について約束されたことが、とこしえまでも真実をもって行われますように。」                                  (1歴代誌 17:22,23)

ダビデは、国が安定し神の箱をエルサレムに迎えると、自分は杉材の立派な家に住んでいるのに、神の箱を粗末な天幕の中に置いておくのはよくない、神の箱のために立派な宮を建てたいと思いました。預言者ナタンも賛成しました。しかし、主は言われました。“ダビデが主のために家を建てるのではない、主がダビデを低いところから引き上げ、イスラエルの王としたのだ、主が彼のために家を建てる、彼の王座は長く続く”と。ダビデは、ここで、“自分が主のために何かをするのではなく、事をなさるのは主である、自分はその主の御業のために召されたのだ”ということを学んだと思います。彼は、主の大きな御顧みに感動しました。この、主が自分を大事に思い、高く評価してくださったという自覚から、彼の中に、“主がイスラエルを愛してご自分の民とされ、イスラエルに平和を与えられる、そのために自分とその子孫は仕える者とされるのだ”という使命感が湧き上がってきました。彼は主の恵みを感謝して受け、そのお約束が実現するように祈りました。そのとき、彼は、その恵みに応えて、主のみこころの実現のために全力を尽くして仕えよう、と思ったに違いありません。主の恵みを感謝して受け、自分がどれほど深く主に愛されているかを確認し、自分についての主の召しを確信して歩むことほど大きな祝福はありません。“私もそんな人生に導いてください”と祈りました。

                           唄野隆



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