聖書一日一章メッセージ集
堺大浜キリスト教会聖書一日一章 1歴代誌 15章 「そして、レビ族が、モーセが主のことばに従って命じたとおり、神の箱をにない棒で肩にかついだ。」 (1歴代誌 15:15) ダビデは、神の箱がキリヤテ・エアリムに放置されたまなのを見て、自分の町エルサレムへ運び込もうとしました。新しい牛車で運ぼうとしました。ところが、牛がよろめいて、神の箱が倒れそうになりました。それでウザが手を伸ばして神の箱を抑えようとし、主の怒りを買い、打たれて死にました。主にたいする恐れが欠けていたのです。ダビデは恐れて、神の箱をオベデ・エドムの家に回しました(13章)。主がオベデ・エドムの家を祝されたのを見て、ダビデは心を安んじ、今度は、主の定めのとおりに、レビ人の肩にかつがせて神の箱をエルサレムに迎えようとしました。ダビデは、自分が、自分の力で、主のお世話をしようとしていた思い上がりに気づき、主が定められたとおりに、レビ人に主への礼拝を委ね、ダビデが用意する車によらず、レビ人が肩に担いで神の箱をエルサレムまで運ぶようにさせたのです。そして、レビ人を組み分けし、それぞれの担当を決め、秩序ただしく、主を礼拝し、神の箱を守るようにさせました。祭司が礼拝をつかさどり、歌うたいが賛美を担当し、門衛が主の幕屋を守り、また荷物の管理もレビ人がその奉仕に当たりました。主はそれぞれの人に、主に仕える奉仕の務めを与えられます。なんでも自分がしようとすることは、熱心のようで、そこに傲慢が潜み、他人の領域を犯します。へりくだって、それぞれのつとめを尊重し、すべての人々が喜んで、自分に与えられた使命を果たせるように助けあうことを主は喜ばれるのです。 唄野隆 |