聖書一日一章メッセージ集



堺大浜キリスト教会聖書一日一章

                     1歴代誌 11章

「彼らは、彼とともに全イスラエルに対する王権を強固にし、イスラエルについての主のことばのとおりに、彼を王とした人々である。」
                    (1歴代誌 11:10)

サウルがペリシテ人との戦いで戦死した後、ダビデは、ユダのへブロンへ行き、そこでユダの家の王として7年間を過ごしました。サウルの子イシュ・ボシェテが王になり部下に殺されたことはここでは省略されています(2サムエル2,4章)。イスラエルの人々はへブロンのダビデのもとに来て、ダビデに油を注ぎ、彼を全イスラエルの王としました。サムエルに与えられた主のみことばが実現しました。それまでもイスラエルはダビデがイスラエルの王として主によって立てられた人だと知っていたのですが、それを受け入れ、それに従うまでには長い時間がかかりました。しかし、主のみことばは必ず実現します。信じてみことばにしっかり立ちつづける信仰がすべての基礎です。主のみことは必ず実現しますが、それは主にすべてを捧げる人の働きを通して実現します。主によって油を注がれたダビデの王権が確立するためには、命をかけて真っ先にエルサレムに攻め込んだヨアブや、皆が逃げ去ってもひとり踏みとどまって主の民のために戦ったエルアザルたちの働きが必要でした。今日でも主の御国の進展のためには、すべてを捧げて主に仕える人が求められています。最後にダビデの下には多くの勇士がいたことが記されています。ダビデは彼らの支えと助けによって、イスラエルを建てあげることができたのです。主の御業は、主を信じ、主にすべてを捧げる人たちの交わりを通して進むのです。主にある交わりを感謝し、それを大切にしたいと思います。

                           唄野隆



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